こんにちは、衣原です。
今日はたるみの講演の話をします。私は普段、クリニックで患者さまのお肌のたるみ治療を担当していますが、医師向けの講演活動も積極的に行っています。
「何のために先生が講演を?」「もっとクリニックにいて診てください」という患者様の声が聴こえてきそうです笑。でもこれには、大切な理由があります。
良い治療を、長く続けていくため、です。
私たちが行っているたるみ治療には、HIFU(ハイフ)やRF(高周波サーマクール、ボルニューマ、ザーフ)など、様々な種類があります。それぞれに特徴や効果があるのですが、診断や使い方を間違えると、十分な効果が出なかったり、時にはリスクが生じることもあります。
良い治療でもあっという間に効果がないとか治療が難しいと思われると、使い続けることができなくなります。
素晴らしい治療を継続して提供するために、医師同士がしっかり情報を共有し、「どんな方に、どの治療が合っているのか」「どうすればより自然で美しい仕上がりになるのか」を学び合うことがとても大切だと考えています。
せっかくの良い治療開発を医師や患者様に伝えていくのは我々医師に必要な仕事です。
そんな想いで講演活動したり、一緒に学ぼうと意欲的な先生方に声掛けたりしてます。
講演ではこんなことをお話ししています
• 様々なたるみ治療の違いと選び方
• 実際の治療の組み立て方や注意点
• 日々の診療で得られた学び
これらを、他の先生方に向けてお話ししています。できるだけ知識や技術を相互に共有できることを意識しています。
最終的なゴールは、「信頼できる治療」を広め医師が症状に合わせて治療を選べることにあります。
講演をしている理由は、ただ技術を語りたいからではありません。
私が心から願っているのは、「患者さまが安心して、長く、良い治療を受け続けられる環境をつくること」です。
講演を通して、たるみ治療の正しい知識や考え方が広まり、全国のクリニックで質の高い治療が提供されるようになれば、患者さまにとって大きなメリットになります。
これからも、美容医療全体がさらに良い医療分野になることを目指して頑張ります。
美容医療は、ただ見た目を整えるものではなく、気持ちが前向きになったり、自信が持てたりと、心にも影響を与える大きな力があります。
肌が綺麗だと自信になりますし、諦めていた老化が不安ではなくなるのは素晴らしいことです。
これからも、より良い治療を提供するために、学びを深めながら、皆さまのお役に立てるよう努めてまいりますね。
ボルニューマやザーフなど、たるみ治療機器のそれぞれの想いも強いので、続きをまた書きます。

写真は去年の見た目のアンチエイジング学会での講演写真です。